先取り：DSP＆UGCプラットフォーム最新情報 2025年9月

毎月、私たちは各DSPの最新情報をまとめています。今月は、Spotify、YouTube、Bandcampのアップデートと、それがあなたやアーティストにとって何を意味するのかをご紹介します。

詳しくはこちらをご覧ください。🚀

Spotify：Wrapped 2025 アーティストビデオ投稿受付開始

SpotifyはWrapped 2025に向けて準備を進めており、アーティストの参加が中心となっています。10月1日より、すべてのアーティストはファンへの感謝、今年のハイライト、または2026年の予告を30秒以内の縦型ショートビデオでアップロードできるようになります。

これらのビデオはSpotifyのパーソナライズされたWrapped体験で特集され、キャンペーン期間中はずっと表示されます。

活用するポイント：

• 30秒以内で（音楽、ロゴ、フィルターなしの）縦型できれいなビデオを撮影する
• Spotify for Artists → ビデオ＆ビジュアル → Wrappedバナー からクリップをアップロードする
• 最大100文字の短いキャプションと関連するトラックをタグ付けする
• 投稿受付期間は 2025年10月1日から11月14日まで

投稿が完了すると、自動的にあなたのファンのWrappedに表示されます。

→ 10月1日にSpotify for Artistsで詳細をチェック

Spotify：カウントダウンページでプレセーブ数が公開に

Spotifyはプレリリースマーケティングに透明性と緊迫感を追加します。9月29日から、Spotifyはカウントダウンページのトップ10で今後リリースされる作品のプレセーブ数を一般公開します（Upcoming Releasesハブから利用可能）。

毎日午後12時（米国東部時間）に、Spotifyは最も多くプレセーブされたリリースのグローバルリーダーボードを更新し、合計プレセーブ数も表示します。

活用方法：

• 早めにカウントダウンページを公開し、勢いをつける
• ファンにプレセーブを促し、ランキングをチェックする
• マイルストーンをマーケティングストーリーで強調する
• インサイトを活用し、今後のキャンペーン戦略を最適化する

→ Spotifyのカウントダウンの詳細はこちら

YouTube：新しいファン収益化ツールとリリースカウントダウン機能

最近、YouTube は年次イベント「Made on YouTube」を開催し、カジュアルなファンを熱心なファンに変えるための機能を発表しました。これらの新ツールには、アルバムやビデオのカウントダウン、事前保存、限定グッズの販売、トップサポーター向けバッジなどがあり、リリース時にファン同士で特別な瞬間を共有できるように設計されています。

活用方法：

• カウントダウンや事前保存を使って期待感を高める
• グッズやビデオの公開を予定して、エンゲージメントに報いる

→ YouTube の新しいファン向け機能をチェック

YouTube：小規模クリエイター支援のためのHype機能

YouTubeは、ファン主導で小規模クリエイターの動画を週間トレンドチャートに押し上げることができる「Hype」機能を開始しました。チャンネル登録者数が500人から50万人までのチャンネルが対象です。新進気鋭のクリエイターがファンの直接的なサポートを受けて、知名度を上げたり、勢いをつけたり、リーチを拡大したりする新たな方法が提供されます。

活用するには：

• YouTube Studio > チャンネル設定 でHypeを有効にする
• ファンに最新コンテンツで週3回まで可能なブーストを活用してもらうよう促す
• チャートを確認して勢いや可視性の傾向を把握する

→ How Youtube Hype Works

Bandcamp：キュレーター主導のサブスクリプションサービスを開始

Bandcampは、アルゴリズムではなく人間のキュレーションを中心にした月額サブスクリプションモデル「Bandcamp Clubs」を導入しました。

月額13ドルで、メンバーは以下を受け取ります：

• キュレーターが厳選した月替わりのアルバム
• 限定インタビューや解説
• キュレーター主導のリスニングパーティー

ローンチキュレーターにはJamz Supernova、Tina Edwards、NTS RadioのJ Bennettなどが参加しています。

活用するには：

• 目立つカタログを提出して審査してもらう
• 自分のジャンルのキュレーターと関係を築く
• Bandcamp Clubsを使ってニッチやコレクター層とつながる

→ Bandcamp Clubs を探す

常に先を行き、最新情報をキャッチ

今月のアップデートは全体像を示しています。各プラットフォームが、ファンとのより深いエンゲージメント、アーティスト保護の強化、そして収益化や発見のためのツールの改善に投資しています。

キャンペーンの計画やカタログの管理、オーディエンスとの関係構築など、どんな場面でも、これらの変化は戦略をより磨くチャンスです。